設定画面「高度な設定」に関する解説です。
スキャンログ
v111.6.0以降、デフォルトのログレベルが変更され無駄な情報はログに書き出さないよう修正されています。起動オプションにより以前のような出力に変更することも可能です。
以前のログ仕様ではスキャンの進行状況の記録はログ出力に依存するしかありませんでしたが、データベースに記録することも可能になっています。デフォルトでは最低限の日時の刻印のみですが、オプションにより粒度を変更することができます。
半ば開発者向けの機能となっています。もしデータベースに記録されるログ量を最低限にとどめたい場合、デフォルトのまま使用してください。
ログの閲覧
記録されたログは「About > スキャンログ」から閲覧が可能です。スキャンの開始日を選択すると、そのスキャンの詳細を表示できます。
- 進行中のスキャンのログも閲覧可能です。その場合、日付セレクタの右に更新ボタンが表示されます
- 詳細ヘルプを有効にすると、テーブル内の項目の説明や処理工程の概要を確認できます
スキャンログの目的
データベースロギングは一長一短あるので多用される機能ではありません。Jpsonicでは以下の理由で実装されています。
- 最低限のログ設定でも前回のスキャン結果は記録されます。内部で前回のスキャンが成功したかを確認するのに使用
- Jpsonicのスキャンの特徴に関連する記載があります。パフォーマンス改善のために、各工程の所要時間の計測が必要
- 今後追加予定のスキャンの並列化オプションを利用する際に、起動時のメモリの設定値の参考になる情報を提供するため
- 昨今のメディアサーバはリソース関連のトラブルが標準装備といえるほど非常に多いです。簡単な計測機能を提供することでプロダクトにひどいバグがないことが証明できるとすればそれはそれで良いシナリオです
更新履歴
この記事を書き換えたときに以下に追記します。
- v112.0.0
- 「ログの閲覧」を追加
- v111.6.0
- 「スキャンログ」を追加
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