Jpsonicのダウンロードとコンパイルに関して記載しています。
Jpsonicのアップデートは簡単です。稼働中のJpsonicを停止し、新しいjpsonic.warと交換して起動するだけです。
Jpsonicの入手方法
現在Jpsonicの配布は2か所で行われています。
Github | 旧来のwar形式ファイル。Javaがインストールされていれば、javaコマンドで単体起動が可能です。またTomcat等のアプリケーションコンテナを構築している場合、Webアプリケーションとして配備することができます。 |
Dockerhub | Docker イメージ。全部入り環境です。Dockerがインストールされていれば簡単に起動できます。 |
旧来のようにwarファイルを単体起動、またはTomcat/Jettyに配備する場合には、Githubから最新版を入手してください。DockerについてはDockerでJpsonicを動かそうという記事をご覧ください。こちらは一度インストールすれば自動アップデートによるメンテナンスフリーが実現可能です。
バージョンの意味と利用方法
セマンティック・バージョニングで管理されています。Webページの通知機能は、メジャー/マイナーの更新のみを行います。
バージョン番号 = [メジャー].[マイナー].[パッチ]
バージョン | 頻度 | 通知 | 概要 |
---|---|---|---|
メジャー | 稀 | あり | 不可逆なDB設計の変更や後方互換に影響のある変更が含まれます |
マイナー | 〇か月 | あり | 機能追加、機能変更、不具合修正、比較的大きなセキュリティ障害の修正 |
パッチ | 月に数度 | なし | 機能変更を伴わないライブラリ更新やその他の修正 |
バージョンやビルド番号は起動時のログや「About」から確認が可能です。
コンパイル(開発者向け)
現在はスナップショット版が手軽に利用可能になっています。そのため処理を書き換えて使用したい場合でなければ、あまり重要ではない情報かもしれません。
- (クラウド上でビルドが公開されてるんですが)自分のコンパイルしたソフトしか信用しない方
- 処理を書き換えて使用したい方
このような場合、Mavenを使用してコンパイルしてください。git/JDK/Mavenが必要です。
Dockerイメージ作成(開発者向け)
Dockerfileはプロジェクトのinstall/dockerディレクトリに格納されています。
JpsonicのDockerイメージはGithubのワークフロー内で作成することを前提としており、JDK/JREやタグ名は実行時に決定しています(Dockerfileが書き換えられる場合がある)。
ローカルでDockerfileを使用する場合、以下に注意すると良いかもしれません。
- DockerfileはJDKを使用しています。JREを使用したい場合書き換えです
- jpsonic.warをCOPYしている行に注意してください。ワークフロー内で、単体テスト等の前工程が全て完了した場合に、実際に配布が行われるjpsonic.warバイナリをDockerイメージにコピーする前提になっています。ローカルで使用する場合、事前に作成したjpsonic.warのファイルパスと合わせる必要があります
Dockerコマンドで直接作成も可能ですが、以下のようにMavenを利用することも可能です。
1 |
mvn -Ddocker.verbose=true -DdockerTag=[タグ名] package |
更新履歴
この記事を書き換えたときに以下に追記します。
- 112.1.1
- Dockerが整備されたため「Jpsonicの入手方法」を修正
- 情報が細かすぎるので「バージョン管理詳細(開発者向け)」を削除
- v111.4.0
- Docker導入にともない「バージョン管理詳細」と「Dockerイメージ作成」を追記
- v111.0.0
- 「Jpsonicをコンパイルする方法 (v110.0.0)」を併合し、記事内容を圧縮
コメントはまだありません