JettyとTomcatの対応バージョンが引き上げられます
v114.0.0より、JpsonicはSpring Boot 3.2に対応します。Servletバージョンが6.0に引き上げられ、Tomcatの対応バージョンは10.1.x、Jettyは12.0.xに変更されます。
単体起動またはDockerの場合には自動的に切り替わります(埋め込みJettyのバージョンが上がっています)。Tomcat/Jettyにwar配備する際には注意してください。
Java21に対応しました
v112.2.8より、LTS最新となるJava21用のバイナリが利用可能になりました。Github のactionsから利用可能です。
Dockerの場合、最新イメージに更新するとJavaのバージョンは自動的に切り替わります。(ただしarm/v7を除く。詳細)

Javaの最小要件がLTS 17になりました
v112.2.1 においてJavaの最小要件がJava11からJava17に引き上げられました。v112.2.0で更新を止めることでJava11も使用は可能です。ただしJava11はLTSである一方、Active Supportの期間は終了している点に注意してください。LTS Java17もしくはLTS Java21に移行することをお勧めします。
Jetty10.xへバージョンアップします

v111.3(予定)において、Jettyのメジャーバージョンアップ(9から10)が行われます。ユーザ視点から見た場合、使い勝手への影響はありません。

  • 単体起動による利用の場合、影響ありません。いつものように本体のファイルを交換するだけです
  • Jettyを構築しJpsonicを配備している場合、v111.2.1より後のバージョンではJettyの推奨バージョンが10.xになります

以下、Jettyメモです。

  • 9は、Java8で稼働可能な最後のメジャーバージョン(「枯れた」ではない。延命バージョン)
  • OracleさんのJava8サポート切り替え(Premier -> Extended)に合わせ、9.4.x時点でEOLが予告されました。
    • Announcement for End of Community Support for Jetty 9.x
    • 9.4.xは安定性に関わるパッチリリースのみ、それ以前のバージョンは全て非推奨
    • Webtideと保守契約を結んでいる顧客全てがJava8を卒業すると9.4.xもEOL(時期未定とされるが2~3年の想定とのこと)。
  • 現在のJettyはメジャーバージョン12まで存在します。単純に数が大きいものが強いというわけでなく、異なるServletバージョンと実装ライブラリのバリエーションが並走するような形になっています。色々と大きな変更があるため
  • Jpsonicの実装の場合、9.4.xから10.xへの移行リスクがなく、11.x以降はインパクト大(大体のプロジェクトはコレ)
  • 現在SpringBootでサポートされているのは9と10のため、現在この形態での利用はバージョン10が多いと予想。
後方互換のないデータベースのアップデートが行われました

v111において、デフォルトの組み込みデータベースに使用されているHSQLDBの最新化が行われました。HSQLDBのメジャーバージョン1のライブラリはSubsonicでも使用されていますが耐障害性に劣ります。もしv109.1.0より前のバージョンをお使いの方がいらっしゃれば、最新版への移行をお勧めします。

Jpsonicではデータベースの更新は起動時に自動で行われるため、アップデート手順は本体のファイルを交換するだけです。v111以降もこれは同様です。

ただしv111ではHSQLDBのメジャーバージョン1に対する互換性が破棄されます。そのためv109.1.0よりも前のJpsonicをお使いの方はv111へ直接アップデートすることはできません。


※図中の「現在」は告知時点のものです

  • 新規インストールの場合、v111以降を使用すれば特に問題はありません
  • v110.xを既にご使用の場合、本体をv111以降へ置き換えることでアップデートが自動で行われます
  • v109.1.0よりも前のJpsonicをご使用の場合、一度v110.xへアップデートした後、再度v111以降へ置き換えることでアップデートが可能です。v110.xの最終ビルドはリリースページで入手可能です。もしこの状態で起動した場合、アップデートを促すメッセージとJpsonicのダウンロード先がログに出力されます
Java17に対応しました
v110.1.1よりJava17ビルドが利用可能になりました。
Javaの最小要件が11になりました
v109.1.0においてJavaの最小要件がJava8からJava11に引き上げられました。
特にDockerをご使用の方は(Jpsonicに限らず)Javaはメジャーバージョン11以降を使用してください。
コンテキストパスの指定方法が変更されました

109.0.0においてコンテキストパスの指定方法が変更されました。
起動オプションについてという記事に記載があります。